高瀬淳一 公式HP

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『サミット・主要国首脳会議』(芦書房 2000年)

第1章 変わりゆくサミットの横顔

1 サミットでは何が話されるのか

サミットへの出席,サミットの日程,増え続ける公式文書,「地球統治」の担い手として

2 サミットはどのように発展してきたか

サミットの「制度化」,閣僚会議によるサポート,G8までの道のり,ロシアの正式参加と日本外交

3 サミットの流れをつかむには

参加者の顔ぶれと時代潮流,サミットその特徴でくくると,5年区切りで考えよう

第2章 政策の協調をめざして 70-80年代 

1 創世記のサミット

サミットの産声,誕生とその時代背景,政治力を回復するために,顔ぶれの決定

2 純経済サミットの時代 70年代

先進国経済中心の話し合い,マクロ経済政策の協調,国際通貨・貿易問題での団結,激しく対立したエネルギー問題

3 新冷戦時代とサミット 80年代前半

政治サミットへのきっかけ,政治的団結の効果,政治サミットと日本の和の精神,政治化へのミッテランの抵抗,安全保障問題への傾斜,新デタント(緊張緩和)とサミット,素早い民主化への対応

4 新たな経済協調への流れ 80年代後半

レーガノミックスをめぐる論争,タテマエだけの政策協調,表面的な協調から実質的な協調へ,政策協調のひろがり,国際貿易をめぐる攻防,南北問題への取り組み

第3章 グローバル化するサミット 90年代前半

1 冷戦後の政治サミットの日本外交

東西関係の変化と民主主義の勝利,北方領土を持ち込んだ日本,人権問題と中国への制裁

2 サミットは紛争解決できるのか

軍縮に向けて,核実験阻止の失敗,追われる地域紛争への対応,ユーゴ問題への圧力,コソボ問題解決で発揮された指導力

3 90年代の経済協調

ソ連支援をめぐる対立,ロシア援助へのイニシアティブ,重債務貧困国の救済,深刻化する失業問題と「雇用サミット」,あいまいな労働者側への回答,ウルグアイ・ラウンドと農業問題での対立,ウルグアイ・ラウンド妥結を導く

第4章 国際秩序再編の担い手として 90年代後半

1 国際社会問題への取り組み

急速にふくらむ会議のテーマ,「テロ国家」リビアとの対峙,テロ・犯罪対策の強化に向けて,国連と二人三脚で進めた麻薬撲滅対策

2 環境問題との闘い

メインテーマとなった地球環境問題,地球温暖化をめぐる米欧の溝,環境への配慮とサミットの役割,忘れられた環境問題への回帰

3 改革を迫られる国際連合

世界の「司令塔」としてのサミット,国連改革の芽ばえ,本格化する国際機関の見直し,さらなる国連改革への圧力,国際金融システムの安定・強化をめざして

第5章 サミットの開催と政策決定への道すじ

1 サミットの準備

首相のメンツを立てろ,避けたい集中砲火,プライドをかけた提言,シェルパ(個人代表)の役割,シェルパ会議の開かれかた,形骸化を廃止原点へ,サミットの簡素化は成功したか

2 首脳会議だからできる政策協調

サミット本番,首脳会議の拡大,内政には外交を外交には内政を,教育の場としてのサミット,政治的リーダーシップの強化

3 政治的タイムリミットとしてのサミット

年1回開けばちょうどいい,宿題の提出日,サミットの二重構造,日米間の懸案処理,サミットを意識した経済政策

第6章 サミットの評価とこれからの課題

1 サミットをどう評価するか

 サミットの成果とその効果,評価をいつするか,サミットの政策は守られているか,アメリカの従順度,及第点の遵守率,指針にしたがわないリスク,サミットの採点,東京サミットへの評価

2 サミットに残された課題

メンバーを増やすのか,サミットの「危険性」,求められる失敗回避のメカニズム,サミットの独走を防ぐには,日本は「アジアの代表」から脱却できるか

あとがき